車の中で
はじめまして!私は堕天使マミーのピアサポーターMAKKOです。
このブログは、私とお腹の子との約135日(妊娠19週2日)までの経過を綴ったものです。
(注意:中期中絶の実際の流れや内容、命の選択、染色体異常について等の表記がこのブログにはあります。このブログを読むことで、辛い気持ちを思い出したり、不快な思いをされる方がおられるかもしれません。そのような方は閲覧をお控えくださいますよう、よろしくお願いします。)
車の中で、運転している夫に話しかけた。
「先生の言ってる意味、分かった?21トリソミーってダウン症のことやで。」
「ダウン症って、あのダウン症か。。。」
「もしかしたら、心臓の手術が必要になるかもしれないって。
そうなったら、助産院じゃなくて、手術できる病院で出産しないとあかんかも。
今後のことも考えないとあかんね。
手術が継続して必要になる可能性もあるし、そうなると、私も仕事フルで復帰は難しいかもしれないし。
産後も働き方考えないとあかんかもね。ねえ、聞いてる?」
「ちょっといろいろ言わんといてくれる。まだついていけてない。」
夫はそれからずっと黙ったままだった。私もそれから話はせず、家まで子供たちと明るくしゃべっていた。
家について、義母が待っていた。
私の表情で、何となく感じとってくれて、説明した時はあまり驚くことはなかった。子供の前でもあったから、その反応は私としては嬉しかった。
でも夫は急に
「こんなん無理やで。MAKKOが働かれへんかったら、俺の稼ぎだけで家族を養われへん。」と言った。
私は愕然とした。そんな言葉が出てくるとは思わなかった。
「どういうこと。どんな子でも受け入れるって言ったよね。なんですぐそんな答えになるの。
まだ何も調べてもいないのに。簡単に言うけど、もし中絶ってなったら、中期中絶になるんやで。
出産と一緒で、薬使って下から産むんやで。そんなこと私できない。よくそんなこと言えるよね。」
「じゃあどうするん。実際3人の子だけでも大変やのに、育てられるんか?」
「その前にどうしたらいいか方法を考えることが大事じゃないの?まだ何もしてないのに、なんでそんな決断ができるの?」
そんなやり取りの中で、義母もやや曇った表情で、私に言った。
「MAKKOちゃんの気持ちもわかるけどな。でも大変やと思うわ。」と夫と同じような意見をそれとなく言った。
そして、最後に夫は
「なんでこんな検査を受けたんや。受けなかったら、こんなに苦しまんかったのに。」と言った。
この人は何を言ってるのだろう。私は何度も相談して、何度も受けるか悩んだのに。
今その言葉を言うの。。。
すべて私の責任なの?
私の中で、何かが崩れていくような思いがした。